【レゲエ 和訳】Protoje - Kingston Be Wise

Reggae 2010年代
最終更新:2020年10月10日
この翻訳は数年前にすでに翻訳してありますが、当時よりも現在自分の理解度がはるかに高くなっていると思ったのであえて再翻訳しました。また、それにあたって周りの方々のご意見もいただいた上で編集しました。ご協力くださった全ての方々に心より感謝を申し上げます。

キングストン 賢明であれ (*1)
キングストン 心を解放して
キングストン ただ賢明であれ
キングストン 自分を解放して
街に銃声が響き渡る時(*2)
その中には政府が絡んでいる(*3)
奴らがXとOに取り組んでいるあいだに(*4)
俺はアイニ・カモーゼみたいにI-N-Iの精神で生きてる(*5)
奴らが敵を送り込んできても驚かない
私服警官が近づいてきた(*6)
奴らが定めたルールを守れっていうのが奴らの提案だ
人々は「支払いの義務」の為に魂を売っている(*7)
「支払いの義務」も無ければ 約束もないのに
政府がゲットー(貧困地区)を制圧するなんて知らなかった(*8)
悪いとは思わず 言い訳も無く
ソルジャーは軍用車両の中、人々は虐待され
そして今、皆それぞれに見ているものがある
メディアは持ち主のものだから、確かな情報源を知っておくべきだ(*9)
奴らの靴には血の跡がついていて
奴らが歩けば足跡として残る(*10)
奴らの顔をマジマジと見てみろよ
言うぜ
キングストン 賢明であれ
・・・

Kingston, be wise (*1)
Kingston, free up your mind
Kingston, just be wise
Kingston, free up the I, yeah
When the city a go click-clack-blow, you bet(*2)
Government fingers and tic-tac-toes in it(*3)
And while they working on the X's and O's(*4)
I'm living I-N-I like I'm Mr. Kamoze(*5)
No surprise when they sending foes to me
Opposite of when plain clothes approaching me(*6)
Follow they rules is what they propose to me
Selling they souls for what is owed, you see(*7)
Nothing is owed, nothing is promised
Never know the government woulda run up inna them garrison(*8)
Without no sorry, without excuse
Soldier man inna them lorry, everybody get abused, and
Everybody have them views now
The media is owned so know where you get your news from(*9)
And the blood deh pon them shoes now
When them walking it trace(*10)
Look them hard in them face
And say
Kingston, be wise
・・・

引用元/ Protoje - Kingston Be Wise

注釈

(*1)
賢明 = 賢くて、物事の判断が適切であること
真実を理解せよという意味で「wise(賢明)」になろうというメッセージと思います。真実とは「自分が生きているこの社会の真実」。
(*2)
click-clack-blow = 銃を撃つ際の銃本体&発砲時に発する音を表していて、つまり「街で銃が撃たれている時」
you bet = 普通にギャンブルで「bet(賭ける)」と同じBetですがこれはニュアンス的に「間違いなくそう」とか「わかる?」みたいな、相槌のようなニュアンスでとらえたらいいと思います。あんまり重要視しなくていいと思ってます。
(*3)
tic-tac-toes =
十字と円を使うゲームの名前であるのでそれにかかっていると思われるが、政治家が机の上でゲームをしていることを言いたいわけでは無い。そもそもこのゲーム自体ジャマイカでみんながみんな知っているほどポピュラーなものでも無いかも?少なくとも当サイトの現地翻訳チームは知らなかったです。
ジャマイカにて(他の国でもあるかもしれませんが)この言葉を使うときは、「関わっている」という意味あいになります。(状況によって異なるので絶対に悪い意味になるわけではないみたい。)
(上の文より)銃をジャマイカに持ち込んでいる(もとい、使用を促すような状況を作っている)のが他ならぬ政府であるということを言っていると思われます。
(*4)
X's and O's = 上の文のtic-tac-toesというゲームと掛けているのでしょうが、直訳にすると「XとOに取り組んでいる」となり、政府が民衆を支配し「悪事」を密に行ってる(裏工作している)ことを言っていると思われます。
(*5)
I'm living I-N-I like I'm Mr. Kamoze
I-N-I = I & I = 自分と他人を区別しないみんな同じでみんなで1つであるというラスタの精神
Kamoze = Ini Kamoze(アイニカモーゼ ベテランのレゲエシンガー)
I&IのINIとアイニカモーゼのINIがかかってる
(*6)
日本では警察=市民の味方というイメージが強いと思いますが(ボロもかなり出ていますが)、本作品では「敵サイド」の人間です。(政府の手先的な、システム側の人間)
(*7)
Selling they souls for what is owed, you see
ここのTheyは「支配されている側の人々」として、owedは「人々は生きる上で支払う"べきと定められている"ことに対して」かと思います。もちろんそれを定めているのは政府であるが、支払うべきであると勝手に決められ「その通りにしないといけない」と人々は思い込まされている=精神的にコントロールされている という意味が一番しっくりきてます。
(*8)
Never know the government woulda run up inna them garrison
Garrison = ジャマイカではゲットー(貧困地区)の特に争いが起きている場所のことを指すんだそうです。「ゲットーで争いが起きているところに政府が乗り込んできて争っているゲットーの人間を殺しているが、争いの元凶は結局政府(ゲットーで人を殺す武器となる銃は政府がばらまいたもの=歌詞の最初の方に出てきた部分のこと)である」という解釈や、「政府が作ったものをちがう理由で壊す」「ゲットーで政府とゲットーの人間が殺し合いになった実際の事件のことを言っている」などとの意見もあり、たしかに暗にそのニュアンスは含まれていると私も思うものはありました。ただ、ジャマイカの話し言葉自体が非常に定義が曖昧で、それぞれの環境や経験によって若干誇張される部分がある可能性が否定できないと思ったので、あくまで文章に忠実にいくと「ゲットーに政府がやってきてそこの人たちを制圧する」が、丸いかなという結論になりました。制圧の意味はかなり「人たちを殺す」の意味合いが強いように私は感じますが。。
(*9)
メディアは誰かが権限を持っている、つまり、都合のいいように操作されているということ
(*10)
When them walking it trace
足跡が残る = 自分のしたことの痕跡が残っている = 自分がやったことは隠せない




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